対処すべき課題と方針
2023年3月期の売上高は、5,524億円、前年比105.5%、既存店前年比102.7%と2021年3月期のコロナ初年度で大きく伸びてからは、売上の伸びが鈍化しています。
新型コロナウイルス感染の波に振り回される中、経営目標である年率20%成長の達成への挑戦が甘くなったと、深く反省しております。
2024年3月期の予算について説明します。
売上高(今期開店予定の新店売上は含まず)は 6,025億円、前年比109.1%です。
先ず、全部門・全店予算達成が目標です。
過去2年の売上の停滞を猛省し、あらためて経営目標の『借入無しで年率20%成長の達成』に挑戦します。
年率20%成長を掛け声だけで終わらせず、達成するための施策を立案し、実行します。
全ての商品について、売上は伸びているか、美味しい商品か、品質の良い商品か、売価原価は、競合に対しては勿論、国際的にも競争力があるか、最も安く買い付けられる商流か、物流は効率的かなど、あらゆる角度から商品を見直し、売上を伸ばしていきます。
2023年秋、銀座に新店を出店します。
(株)ファーストリテイリング殿とのご縁で、銀座に出店の機会をいただきました。
大きなSMがないエリアですので、地域にお住まいのお客様、近隣の業務用のお客様、銀座にお買い物に来られたお客様に、広くご利用いただけるお店を目指します。
ご愛顧いただきますよう、どうぞ宜しくお願いします。
2024年5月以降、冷凍商品は自社物流センター経由で店舗に納品します。
3拠点の賃借冷凍倉庫を活用し、常温食品同様、冷凍商品はセンター着原価での買付とします。
自社物流に切り替え、店舗も巻き込み物流を効率化し、取り扱い商品の見直し、売価の強化を進め、当社冷凍分野の競争力を高め、売上を伸ばします。
2024年11月、大阪府東大阪市に関西一号店を出店します。
関西のお客様にも たくさんお買い物いただけるよう 広い売場と駐車場を備えたお店を作ります。
経営方針『高品質・Everyday Low Price』を徹底し、『極めて謙虚で、極めて誠実、極めて勤勉』を心掛けてまいります。
一号店以降も、関西で積極出店し、年率20%成長の達成のための新しい市場として注力してまいります。
2023年3月期は8店の新店を出店しました。2024年3月期こそ再び二桁出店を目指します。
積極的に土地を取得し自社所有物件を増やし、競合に勝つためのコスト競争力を高めます。
毎年、単品で売上が伸びると、当該商品の製造コストの内、固定費部分は成長に伴って低減します。
この低減分を、商品の品質向上、売価の引き下げに充当すれば、競争力は毎年目覚ましく強化されます。
ナショナルブランドでの対応が難しければ、留め型も選択肢です。
どうぞ、ご指導くださいますよう、宜しく お願いします。
2023年5月吉日
代表取締役会長 飯田 勧
代表取締役社長 二宮 涼太郎