<オーケーの歩み>
『更なる発展期を迎える』《Ⅰ》
競争力強化に向け、経営全般を 初心に戻って見直しています。
『経営改革』に取り組みます。経営の全てを初心に戻って見直し、3年を目処に競争力を強化します。
『高品質・Everyday Low Price』をより一層進化させていく為に、ローコストオペレーションを徹底します。現在、物流、店舗作業、商品仕入など、当社のすべての業務の在り方を根本的に見直す改革に取り組んでおります。
経営方針『 高品質・Everyday Low Price』、いつの間にか間違った道を歩き出しておりました。『祭り』と称して2年程前から特売をしていました。安易な道なので直ぐに定着しました。『Everyday Low Price』の実践が不徹底で、誠に申し訳ありません。直ちに改め、特売は止めます。現在、オーケーの売上が伸び悩んでいるのは、当然の結果です。
商品政策についても大胆な見直しを行います。新商品の積極的な導入、販売価格の再強化等、聖域を設けない改革に取り組み、お客様からのより一層のご支持を頂くことを目指して参ります。
当社の既存店の中には、開店後 相当年月の経った店舗もあります。既存店の売上を毎年増やして参りましたので、売場面積が限界を超えた店もあります。既存店の改装を積極的に行います。投資を店舗の改装に振り向け、お客様へのサービスの向上を図り既存店の競争力を強化します。
新規出店による新たな顧客へのサービスの提供は、引き続き小売業が成長するための大きな柱の一つではありますが、建設費の高騰、費用の上昇は当面の間は続くものと思われます。こうした状況のもとで投資効率を維持するために、今後の出店計画を見直し、より慎重な計画とする方針です。
オーケーは、国道16号線の中を出店地域として店舗展開しています。神奈川県の一部は線内扱いです。前年の新店は10店、本年も10店の予定でしたが、計画の見直しにより5店としています。国道16号線内での占有率を高めるために、効率的な出店戦略を しっかりと考えて出店します。国道16号線内で、どこよりも安いコストで、お客様に商品を提供出来る仕組みを整えます。
採用環境が厳しさを増すなか、従業員相互の公平を維持するとともに、店舗の競争力強化とお客様へのサービス向上を目的として給与制度の見直しに取り組んでいます。
総経費率が昨年に続き悪化しました。2005年3月期に14.91%と初めて目標の15%を下回り、以後2013年3月期まで、9年継続して14%台を維持してきましたが、2014年3月期15.53%、2015年3月期は16.36%と悪化しております。総経費率15%以下を、取り戻したいと存じますが、経営改革が一段落した時点以降となります。
オーケー株式会社 代表取締役会長 飯田 勧