<オーケーの歩み>
『発展期を迎える』《Ⅲ》
労務問題に積極的に対応した年でございました。
経営目標達成のためには、新店を創っても既存店の戦力が低下しないことが重要です。この対策を2006年度の重点項目としておりました矢先に、昨年10月、労働基準監督署から『時間外勤務手当が適切に支払われていないので改善するように』との是正勧告を受けました。残業が多発し、サービス残業まで発生しているようでは、社会から信頼され、支持される会社にはなれません。11月に取りあえず100名の臨時採用を実施し、サービス残業を解消、更に是正勧告も踏まえ抜本的な対策をとることとしました。
残業が発生しない、勿論サービス残業は無い、8時間労働で競争力のある店舗運営の仕組みをどう創るか、指揮者(店長と部門責任者)は、1職位、2直3人編成を厳守することとしました。店長と店長代行2名で店運営を行い、部門責任者とその代行2名で部門運営を行います。早番勤務者の勤務終了時刻には遅番勤務者が既に勤務についていますから、早番勤務の指揮者が残業する必要はありません。閉店時刻の15分後に店舗は消灯、閉鎖しますから、遅番勤務の指揮者には残業が存在しません。
実務者が充足されていれば、実務者にも残業が発生しません。補充採用を容易にするため、パート社員の基本時給を100円増額、950円に改訂しました。2直3人編成とするので、計算上は、3週ごとに1日の有給休暇がとれるようになります。
人材の層を厚くして、店舗運営のレベルの向上を図り、顧客の満足度を高めて参ります。