<オーケーの歩み>
『発展期を迎える』《Ⅱ−2》
日配食品の自動発注を導入して約2年余、軌道に乗って参りましたので、2004年度からグローサリー全品に範囲を拡げ全店導入が完了しました。自動発注の効果に加え、生鮮食品の強化対策が着実に推進されたこと、また、ご意見カードに対する対応が速やかに適切に行われていること等がお客様に評価され、2004年10月以降、週間の売上高前年比が130%前後の週が散見され、11月度の売上前年比は131.6%でした。単月とはいえ経営目標の30%成長を達成することが出来ました。借入無しで年率30%成長、難しいことですが、「やれないことではないんだ。」と思いました。今回は消費税の総額表示が追い風で実現したもので、仕組み上は年率15%程度の成長が継続して実現出来る水準です。
とかく売上の伸びが高いと頭(ず)が高くなりがちでございます。お客様のご支持や、お取引先様のご協力があってこそ売上が増えるのです。お取引先様にも、お客様にも、上司や部下、全ての人々、そして仕事に対して、オーケーの社員は『極めて謙虚で、極めて誠実、極めて勤勉』、オーケーの社風にしたいと願い公表しました。
2005年3月期は、経営基盤が大変強固になった貴重な1年でございました。売上高前年比120.7%、経常利益率は4.07%、経常総経費率は14.91%でした。既存店の売上前年比が116.9%と好調で、期中に新店を4店開設しましたが、経常総経費率は14.91%に収まりました。既存店の売上増は、固定費の増加が無く、変動費も売上の伸び率に比べると僅かな伸びに押さえられますので、その結果、総経費率が下がり、経常利益が増加するという好循環を生み出すことが出来ました。増加する経常利益の一部をお客様に還元し、これによって熱烈なオーケーファンを更に増やしてゆく、こんなビジネスモデルを構築したいと考えております。経営目標の達成に向かって、この流れを止めないよう更に一層の努力をいたします。