<オーケーの歩み>
『発展期を迎える』《Ⅰ》
オーケーの基本方針は『高品質・Everyday Low Price』ですから特売日がありません。このため、お客様に新店を認知していただくのに時間がかかります。開店後1年位経過した時点から売上が急速に増えてきますが、その間、新店の総経費率は20%を超えております。この影響もあり、2004年3月期の総経費率は16.17%に上昇しました。新店の総経費率が高いのは当然のことですから、相当の新店を開設しても総経費率は15%台を維持出来る体質に速やかに改善する必要があることを痛感しました。
経常利益率に拘ると成長性が失われます。成長性を優先すると経常利益率が低下します。このバランスを取りながら、30%成長をどう実現するか、2004年1月に長期計画を以下の通り見直し、30%成長の達成を2段階に分けて挑戦することにしました。
第1段階の達成期限は2010年3月期とし、第1段階の目標は、『借入無しで年率20%以上の成長を継続して実現する』としました。売上高は2,000億円以上、経常総経費率は15%台、経常利益率は4%台、としました。第1段階達成の上で、経営目標の『借入無しで年率30%成長を達成する』に挑戦します。既存店売上は前年比10%増で、新店売上は20%です。このために期首現在の売場面積の20%に相当する売場面積を持つ新店を期中に開店することを長期的に目指します。