茜丸 北海道十勝産 つぶあん

大阪 四天王寺の老舗製餡メーカー『茜丸本舗』様が製造した商品です。
店頭販売はオーケーだけの取扱いとなります。
茜丸の看板商品で、業務用としてプロも使用している商品です。低糖度で甘さ控えめのため、十勝産の小豆の風味が際立っています。
小豆の風味を引き出す秘密の製法
あんこの色は、黒や茶色ではありません
よく白あんに対して、小豆のあんを「黒あん」と表現するのを目にします。
しかし、本当のあんの色は、黒や茶色ではありません。プリンのカラメルのように、砂糖は強く加熱するとカラメル反応で濃い茶色に変わります。
砂糖を多く加えたあんこは、濃茶や黒っぽく見えるのはそのためです。
逆に、甘さを控えてあっさりと炊けば、あんこはうっすらと紫がかった色に仕上がります。茜丸のあんこもそんな藤紫色。
熟練の職人が豆の産地や状態、気温等を考慮して、適正な砂糖を加えて、小豆の雑味を丁寧に取り除き、煮上げています。
美しい藤紫色のあんこは茜丸のこだわりの証でもあるのです。

小豆の風味を引き出す秘密の製法
作るのが難しいとされる「藤紫色」のあんこですが、なぜ茜丸が作れるのでしょうか。
いくつかのこだわりがありますが、そのひとつに銅釜を使用していることがあります。
色にもこだわる最上級小豆あんに銅釜を使うのですが、銅は非常に熱伝導がよく、強力な火力で一気に炊き上げて、
余熱の放出も早いため、豆本来の風味や味わい、色合いを保つことができます。
熱放出がよいため、前述のカラメル反応も起きにくく、美しい藤紫色に煮上げることができます。


茜丸はなぜ低糖度のあんにこだわるのか?
『あっさりとして上品、あとをひくおいしさ。』
茜丸のあんこの評価として、よくお客様からほめていただく言葉です。当社のあんは、低糖度なのがこだわりで、
レトルト殺菌釜を導入して製造した42度のあんこは業界では最低糖度のあんです。
あんは小豆と砂糖でできていますが、実は小豆は砂糖より高価なのです。
糖度が高いと甘さが全面に出てしまい、豆の風味が感じられません。そのため渋を残して豆の風味をだそうとするのですが、今度は小豆の雑味が出てしまいます。
「もっとおいしいあんこを作りたい」、そう考え抜いた結果、低糖度のあんこに行き着いたのです。
「ここのあんこなら食べられる」その言葉が誇りです。
それは茜丸のこだわる「甘さ控えめで、あっさり上品」なあんこだからこそ。
あんこの真のおいしさを知っていただくために、これからもこだわり続けたい点です。